車載用途以外でCAN が最初に使用されたものに、繊維機械用制御システムがあります。現在、CAN はさまざまな製造業で主に組み込み制御ネットワークとして使用されています。製造業には多様なニーズがあり、それに応じてソリューションも異なります。主な用途は次のとおりです。
CANは繊維機械、印刷機械、射出成形機、または包装機械などの産業機械を制 御するための組み込み型ネットワークとして使用されています。これらの組み込み 型制御ネットワークには、サブシステムだけでなく単体デバイス(I/Oモジュールな ど)も接続されます。これらの用途の多くはモーション制御指向です。
ファクトリオートメーションでは、装置、追加制御ユニット、および生産サブシ ステムを相互接続するのにCANが使用されています。代表的な用途には、コンベヤ、 生産データ記録、およびその他のエンドユーザー設定可能なシステムがあります。 これらの用途では、すぐに使用できるプラグアンドプレイ機能が要求されます。
CANネットワークはガラス製造などのプロセスオートメーションシステムで使 用されています。それぞれのプロセスポイントまでセンサー、ドライブ、コントロ ーラをハード配線する代わりにCANネットワークを使用してデバイスを接続すると、 制御や診断がこれまで以上に容易になります。プロセスオートメーションシステム によっては、CiA 103で規定されているような本質的に安全な物理層が必要になり ます。
発電システムでは、風力発電システムのピッチ制御装置、太陽光発電の制御シス テム、燃料電池システム、バッテリバックアップシステム、およびその他の発電シ ステム(ディーゼルエンジン、熱電プラント、バイオガス工場、ヒートポンプ)な どの組み込み型ネットワークとしてCANネットワークが使用されます。また、CAN は住宅、小型の企業設備、および農場などの電源管理システムとしても使用されま す。