大型車両

CANはIn-Vehicle Network(IVN)向けに設計されたものですが、On-Vehicle Network(OVN)としても受け入れられています。IVNの用途には、エンジン制御(ドライブトレイン)や車体の電子機器などがあります。OVNはアドオン機器を接続したり、トレーラや各種装置を接続したりするのに使用されます。

In-Vehicle Network

パワートレイン系で使用される大型車両のIn-Vehicle Network の大半は、アメリカ合衆国の米国自動車技術協会(Society of Automotive Engineers: SAE)で規定されたJ1939-71アプリケーションプロファイルに基づいています。このアプリケーションプロファイルは、電子制限ユニット(Electronic Control Unit: ECU)の間で交換されるCANメッセージとその内容を標準化するものです。

On-Vehicle Network

On-Vehicle Networkにも、J1939トランスポート層と専用のメッセージ内容に対応した追加仕様に基づいたものがあります。すべてのメッセージ内容がJ1939-71と一致している訳ではありません。ISO 11992-2/3(トラック/トレーラ通信リンク)およびISO 11783シリーズ(農林業機械向けネットワーク)用に規定されたメッセージと信号はJ1939-71と部分的に一致しています。CiA 501/2アプリケーションプロファイルは、レクリエーション車両のオンボードネットワークについて規定しています。
また、CANopenネットワークは車体や上部構造アプリケーションのOn-Vehicle Networkでも使用されます。これには、クレーン制御システム、消火機器、ごみ収集車の上部構造などが含まれます。