フィールドバスシステムの安全性
CANテクノロジでは、安全性が安全関連の通信、セーフティクリティカルな通信、本質的に安全な通信の3つに区別されています。セキュアな通信は別の概念です(例:データの暗号と復号による不正アクセスからの保護)。
安全関連の通信
安全関連の制御アプリケーションには、安全状態が存在します。安全関連の通信の場合、通信に何らかの不具合があるとデバイスは強制的に安全状態になります。CANopenSafetyプロトコルとDeviceNetのCIPSafetyプロトコルは、標準化された安全関連通信機能を提供します。CANベースの独自仕様の安全関連通信システムも存在します。
セーフティクリティカルな通信
安全状態が存在しない場合には、セーフティクリティカルな通信やミッションクリティカルな通信が必要です。通信システムの高い可用性が求められるアプリケーションでは、冗長ネットワークや冗長通信インターフェイスが必要になります。独自仕様のソリューションの他に、CANopenにはアクティブ/スタンバイのバスラインを切り替えるサービスとプロトコル、ならびに冗長ネットワーク管理機能が用意されています。
本質的に安全な通信
本質的に安全なCAN物理層は、特定の環境下で爆発を引き起こすことがありません。本質的に安全な通信は、主に化学システムや石油化学システムで使用されるネットワークで必要とされます。本質的安全に対応したデバイスについて定めたCiA103の物理層仕様では、CAN接続デバイスのハードウエアインターフェイスが標準化されています。








