CANopen

CANopenはCANベースの上位層プロトコルです。CANopenは標準の組み込み型ネットワークとして開発されたプロトコルで、非常に柔軟なコンフィギュレーション機能を備えています。CANopenは当初、ハンドリングシステムなどのモーション指向の機械制御ネットワーク用に設計されました。現在では、医療機器、オフロード車両、海洋エレクトロニクス、鉄道、またはビルオートメーションなどのさまざま分野で活用されています。CANopenを使用する際、アプリケーションの開発者はビットタイミングなどのCAN固有の設定や具体的な実装を意識する必要がなくなります。
CANopenでは、リアルタイムデータ、コンフィギュレーションデータ、およびネットワークマネジメントデータに対応する標準化されたコミュニケーションオブジェクトが利用できます。

CANopenによる「プラグアンドプレイ」

CANopenの標準化されたデバイスおよびアプリケーションプロファイルにより、CANopenシステムの統合が容易になります。幅広い既製のデバイス、ツール、およびプロトコルスタックが適正価格で利用できます。システム設計者にとって、アプリケーションソフトウェアの再利用は非常に重要です。これには、通信の互換性だけでなく、デバイスの相互接続性や互換性も必要になります。CANopenのデバイスおよびアプリケーションプロファイルを利用すると、デバイスメーカーは製品に標準化されたインターフェイスを搭載して、CANopenネットワークでの「プラグアンドプレイ」機能を備えたCANopenデバイスを実現できます。CANopenで標準化された機能にくわえ、メーカー独自の機能を実装することもできます。